モンブラン

日本で大人気のケーキの一つがモンブラン。私もよく食べます。だからこそ一度はモンブランのことをしっかり紹介したいと思ってました。

栗の旬は9月~10月ですが、多くのケーキ屋さんでは通年でモンブランがおいててありますね。

モンブランの名前は、ヨーロッパにある山の名前からつけられたことを知っている方も多いかと思います。ケーキのモンブランの表面を飾る細い糸状のクリームは山肌を、上に粉砂糖が白く振りかけられているのは、尾根にかかる雪を表現しているからなんですね。
モンブランはフランス語なのですが、直訳すると「白い山」。名前の意味という面からもあの白い飾りは欠かせないわけです。

アルプス山脈の西側、フランスとイタリアの国境にある山です。地図で見るとわかりますが、スイスがすぐ東側にあります。高さは4810.9mで西ヨーロッパでもっとも高い山。富士山より1km以上高いとは知りませんでした。

モンブラン フリー画像

モンブランはフランス発のケーキ。1907年にフランスのアンジェリーナといわれるお店が最初だといわれています(諸説あり)が、その原型となるものは中世から存在していたといわれています。

フランス流のモンブランは土台にメレンゲを使っているのですが、そのメレンゲがクリームの水分を吸収してしまうことから、時間経過に弱いという弱点がありました。

だからフランスでは、注文されてからメレンゲの上にクリームをのせて仕上げるお店も少なくありません。
日本のはスポンジなどを土台にすることで改良されていますが、フランス人の中には、水分を吸ったメレンゲの感じが好きだという人もいるらしいです。

土台の上にマロンベースのクリームがあり、表面に糸状のマロンクリームがあるものと真ん中に生クリームが入っているものなどをよく見かけます。といいつつ紅芋や紫芋を使ったもの、日本だから和栗にこだわったもの、ケーキの真ん中に大きな栗をまるまる1粒入れたものなど、単にモンブランといっても多種多様になってきていると思います。
ケーキ好きとしてはうれしい限りですね。

ちなみに私は、真ん中に刻んだ栗をたくさん入れ混んでいるようなものが、好きだったりします。