前回ご紹介したサヴァランに続いて、ケーキ屋さんでよく見るけど詳しくわからないケーキをご紹介する「意外と知らないシリーズ」の第二弾です。
それは「オペラ」
一見単なるチョコレートケーキのように見えるけど、単なるチョコレートだけのケーキではないのがこのオペラです。
オペラはチョコレートのガナッシュ、モカ風味のバタークリームがメインにあり、生地はジョコンドです(ジョコンド生地はまた今度ご紹介します)。
表面はチョコですが、コーヒーのシロップがしっかりと生地に染み込ませてあるので、コーヒーの風味が最も目立つ部分ではないでしょうか。
そしてオペラで有名なパティスリーはフランスのパリに本店を構えるダロワイヨです。
というのもこのケーキは1955年にダロワイヨが発祥というのが最も有力な説だからです。
それと同時に、オペラのもとになったケーキが、実はダロワイヨの関係のあるお店で「クリシー」という名前で作られていて、
ダロワイヨのオーナーがそのクリシーのレシピを譲りうけて改良し、オペラが出来たという話もあるそうです。
名前の由来は、お店が単にオペラ座の近くにあったというのが有力だそうです。
このオペラ座の上に飾られているアポロンの像が金の琴を持っていて、
それを表現したのがオペラの上の金粉といわれています。
優雅で豪奢なオペラ座にぴったりな長方形と層が美しく、金箔の光と豪華さが目立つケーキですね。
ダロワイヨは日本にも多くの店舗があり、マカロンなどでも有名なお店。
近々このブログでも感想をお届けしたいなと考え中ですよ。
オペラを見たらチョコも入っているけどコーヒーがメインのケーキというイメージが正しいのかなと思います。