紅茶の木

紅茶の木はチャノキといわれる1つの種類の木がベースとなっています。冗談かと思うんですが、和名はチャノキなんです。

もちろん、発酵させなければ緑茶になりますし、完全に発酵させれば紅茶になります。

このチャノキは主に2種類に分けられます。

・インドのアッサム地方原産のアッサム種
・中国雲南省原産の中国種

この2種なんです。

アッサム種の特徴は茶葉が大きいこと。12cm以上あります。
そして木は10m前後となかなか大きく成長します。大きいだけあって香りも強いですし、味も濃厚です。なのでコクもしっかりと出ます。
インドやスリランカ、アフリカなどで育つこの木は発酵もしやすく、紅茶に向いています。

中国種は8~9cmと葉っぱが小さめ。木自体も低く2-3mくらいです。
名前のとおり、起源は中国の雲南省。
緑の香りがしっかりしているので、緑茶としても非常に美味しいです。アッサム種に比べると渋みや苦みがあまりないので、飲みやすいと思います。
中国や日本はもちろん南米などでも栽培されています。寒さに強いので高地や寒冷地での栽培されているところがあります。

紅茶向きでしっかり味も色もでるアッサム種。繊細な味になって緑茶にも向く中国種という感じでしょうか。