茶葉の適切な量は?~美味しい紅茶を淹れるために3~

これまでに、紅茶を淹れるポイントとして、お水選びとお湯についてご紹介して来ました。

今回はいよいよ茶葉です。といってもどの茶葉をどう選べばいいのかは、種類が多いので少しずつご紹介していければと思います。

ということで、今回はどの種類の紅茶を選ぶにしても、お茶の葉の量はどうすればいいの?
という疑問にお答えしていこうかと思います。

というのも、ティースプーンで茶葉をはかるときに、
杯数+1杯(3杯分の紅茶を淹れるなら茶葉の量はティースプーン4杯分つかう)
というのは基本的に間違っているからなんです。というのも、先ほどの+1杯はイギリスでの紅茶の淹れ方。イギリスは硬水なので、日本よりもお茶の成分が出にくいんです。
だから、お茶の成分が出やすい軟水の日本で、杯数+1杯にすると濃くなりすぎてしまうんです。

一番いい淹れ方は買ったお茶の表示を守ること。

というのも、種類やブレンド、とれた年数や時期によって茶葉の性質というのは異なります。だから自分が濃いめ(薄目)が好きだという好みがあったとしても、
一度は表示通り淹れるのがオススメです。
それから自分の好みに合わせて変化させるのがいいかと思います。

では、表記がない場合はどうすればいいのでしょうか?

ティースプーンで淹れる杯数と同じ数の茶葉を使用してください。
また、基本的にティースプーンは山盛りにして一杯とカウントするように作られていますが、ものによっては異なるので、ティースプーンを買うときは表示を見てください。

つまり、3人分の紅茶を淹れるなら、ティースプーンを山盛りで3杯分の茶葉をするのが基本となります。

厳密に表記を守る場合は0.1g単位ではかることができる秤を使用するとよいかと思います。
ちなみに私はそこまでのこだわりがないので、普通にティースプーンを使っています。

普通の状態の紅茶を飲んだ後に、茶葉の量を自分好みに調整されるといいかと思います。
私は濃すぎるのが苦手なので、茶葉の量は山盛り一杯より少しだけ少なくした、山盛りとすりきりの間くらいの量が多いです。