ポットの選び方~美味しい紅茶を淹れるために4~

美味しい紅茶をこだわりをふんだんに持って淹れるにはポットにこだわることもできるんです。

ポットの形は大抵のものが、丸型、楕円型、角形が多いです。そしてデザイン性を重視した変わった形のものもあるで、意外と多様です。
そんな中、お茶の成分をしっかり抽出するという意味からすると、球にちかいほどいいといわれているので、いわゆる丸形のものが理想的です。

その理由はお湯の対流が起きやすいから。お湯がしっかり対流することで、しっかりと茶葉を自然な形で動かすことができます。
これによって旨みなど茶葉の成分がしっかり出るのです。

ではポットの素材はどうでしょうか。

ポットとしては、ボーンチャイナなどの陶磁器、耐熱ガラス、鉄製のもの、アンティークなどでもある銀でできたものの4種類が代表的かと思います。

味を考えるなら保温性が高く、紅茶成分に影響をしない素材を選ぶことが大事になります。

その面では、陶磁器と銀が優れています。
というのも鉄製だとポットの鉄分が香りや色に影響を与えてしまいますし、耐熱ガラスは保温性が低いわけではありませんが、陶磁器や銀には劣っているというのが現状です。

同じく保温性の観点から蓋はしっかりときれいに閉まり、温度を逃がさないものにしてください。

そう考えると陶磁器か銀。銀は見た目が優れている分お手入れに手間がかかるという欠点があります。味・色・手軽さを考えると陶磁器がいいのかもしれません。

ちなみに、私が普段使っているポットは丸形で、ガラス製です。ガラス製は保温力は少し不足しますが、お湯の対流によるジャンピングがみえるので楽しいという利点があるからなんです。これは完全に個人的な好みによるものです。

味を考えるならティーポットは対流のいい丸形、保温性の高い陶磁器がおすすめ。
同時に、普通に使うなら自分が気に入ることも大事。