紅茶を美味しく淹れる最大のポイントといってもいいのが、このジャンピングです。ジャンピングとは、茶葉の旨みを最大限引き出すために、ポット内で茶葉を自然に上下に動かす運動のこと。
ジャンピングが茶葉の味と香りを最大限まで引き出してくれるので、美味しい紅茶を淹れることができます。
どういうことかというと、ポットで人の手を加えずに、茶葉を動かすのです。茶葉がポットの中で動くことで、まるで茶葉が飛んだり踊っているかのように見えるんです。
この正体は、お湯の対流・茶葉の水分吸収速度の変化・茶葉の重さと酸素付着の変化の3つの条件によって起こります。
お湯を入れて一定時間が経過し、お湯の中の酸素が減り、茶葉がしっかり水分を吸うことでジャンピングが終了します。
ジャンピングをしっかり起こすためのポイントのいくつかは、今までのポイントを守ることですでにできています。
■水は水道から出したばかりの酸素がたっぷりの水を使うこと(ブラックティー)
■ポットは対流を起こしやすい球形に近い丸形を使うこと(ポットの選び方)
■古い茶葉は使わないこと
■しっかりと高い温度を保つために、事前にポットにお湯を入れて、ポットを温めておくこと
■ポットにお湯をいれるときは勢いよく茶葉めがけていれること
ちなみにお湯を注ぐ勢いは普通くらいの強さで注げばしっかりジャンピングは起きます。高すぎたり、無理に勢いをつけようとするとお湯が跳ねたりして火傷をする可能性があるので注意してください。
この5つのポイントをしっかりと守ることでジャンピングが起きやすくなる条件はそろっています。
ガラスのポットだと、ジャンピングがしっかり見られるので楽しかったりします。美味しい紅茶に必須の項目ですので、是非チャレンジしてみてください。