ティーバッグで手軽に紅茶

今ではイギリスの紅茶消費量の約80%、日本でも紅茶をのむ手段で最も多いという調査がでているのがこのティーバッグです。

歴史をたどってみると約100年。

1908年にアメリカで誕生したといわれています。実はそれ以前にも似たようなアイディアがあったといわれていますが、一般的にいわれているのが1908年です。

その当時は絹の袋に茶葉を入れて使用されていましたが、紅茶がしっかり出ること、安価なことを考えて、ガーゼ、紙、ナイロン、不織布など様々な素材が使われてきました。
現在はプラスティック製のものが主流なのは、間違いなく価格のことを考えてのことだと思います。

また、大事なのは形。以前ジャンピングをしっかり起こせるポットを選びましょうという話をのせました。
意外と知られていないのが、ティーバッグでもジャンピングは起こるということです。ただし、テトラポット型といわれる立体的なティーバッグでないと基本的にジャンピングを起こすことはできないので注意してください。

また、ティーバッグで美味しく飲むコツはカップにお湯を先にいれ、そこにバッグを加えること。
というのも、逃げ場のないバッグだと、熱湯にたたかれて茶葉の繊維質が出てきてしまうからだといわれています。

お湯の入ったカップにバッグを入れた後かるく触る程度に揺らすと美味しく飲めます。ただし、揺らしすぎは厳禁。最初にちょっと触る程度にとどめて、あとはじっくり待ちましょう

個人的に紅茶好きを自称している私としては、あまりティーバッグを使う機会は多くありません。
ですが、紅茶を手軽に楽しむという意味でティーバッグがはたしてきた役割は大きいのかなと思います。

急いでいる朝や出先ではティーバッグ。
家で時間があるときはポットを使って。
自分の生活スタイルや好みに合わせられるって便利ですよね。