カカオ ~チョコレートマスターへの道2~

チョコレートに大事なのはカカオ

カカオの学名はテオブロマ・カカオという名前。
チョコレート専門店として有名なテオブロマさんも
ここから名前をつけているということだと思います。

ちなみにテオブロマ事態に神様の食べ物という意味があります。

チョコレートを知るうえで欠かせないのがカカオ
世界で一般的に収穫されるカカオの品種は3種類
・クリオロ
・フォラステロ
・トリニタリオ

カカオの栽培条件は
・平均気温が高いこと(27℃以上といわれる)
・多湿であること
・温度の上下が少ないこと

こういった条件があるので、栽培地域は赤道近辺のみです。
比較的湿度は高いですが、四季があるので日本の気候では、カカオを作ることができません。

といいつつも、実は2016年に小笠原諸島の母島で「東京カカオ」の栽培に成功しています。
この国産カカオは無農薬にこだわり、マイルドないいか顔になっているとか。

まだ生産量は少ないですが、徐々に生産量を増やすことで、2018年での
一般販売を目指しているそうです。

生産量が多いのはアフリカの西部にあるコートジボワール、隣のガーナ、そして、東南アジアのインドネシアがベスト3です。
1,2位がアフリカであることからもわかるように、世界の70%はアフリカで生産され、のこりはアジアと中南米です。
そして、その産地は赤道から北緯と南緯20度以内(カカオベルト)です。

明治のチョコレートでわかるかと思いますが、
日本に輸入されるカカオ第1位がガーナ産です。
一方世界から見ると生産量1位のコートジボワール産のカカオはあまり輸入されていません。

産地となる国は経済水準が高いわけでもなく、その気候から完成したチョコレートは溶けてしまいます。
だから、かつてのカカオ農家の人はチョコレートを食べることが出来ないとも言われていたりします。

流石に現在ではあり得ないでしょうが、農家さんにとっては、もしかしたら不思議な生産物なのかもしれません。