堀切菖蒲園駅から徒歩で5分ほど。操業が明治15年という洋菓子店がセ・ラ・ヴィさんです。

京成本線のお店を紹介するのははじめてかもしれませんね。
大きめの通りから小道に入ったところにあるので、最初はわかりにくいかもしれませんが、角地にあるので、目に入ればすぐにわかると思います。

見た目からして長くやっていることが伝わってくるのですが、オーナーさんもご高齢のようで、なかなか細かいところまでは難しいということを事前に知っておいた方がいいと思います。

お店にはいると、右側に焼き菓子とパン、左側にケーキなどのショーケースがあります。
奥の方に昔カフェとして使っていたと思われるテーブルがありましたが、現在は使ってないようです。

ケーキの種類も10種類ほど。シベリアがあるのがなんとも言えないなつかしさを感じさせます。見た目通りクラシカルなラインナップで、お値段も300円台と手ごろです。

ホワイトショートはいわゆるショートケーキです。
スポンジはふわっふわで空気のよう。
一番下の層をかなり厚めにしているのはスポンジの柔らかさと軽さに自信があるからなんだと思います。
スポンジ層の間には薄めに生クリームとスライスした苺が入っています。

ミルフィーユは上にはバナナ、リンゴ、キウイと生クリームが乗っています。
一番外側にはパイ生地があり、内側はスポンジとバタークリーム？が層になっています。
層を作って横にすることで、上から見ると縦じまにするのは、他にあまりないアイディアだと思います。クリームやスポンジはクラシカルなフランス風。
比較的水分少なめのスポンジなのでもっとクリームをたっぷり使うとより良くなる気がします。

長くやってきた感があるお店ですし、ケーキの品ぞろえも少なめ。おそらく体力的に長く続けていくのは難しいのかもなと感じました。
ホームページはありましたが、長らく更新されていないので、状況が変化している部分もあります。

今回はセラヴィさんが偶然そうでしたが、以前紹介した駒込のカドも閉店してしまいましたし、今後も年齢による閉店というのは増えていくのかなと感じました。
調べてみたところ、堀切菖蒲園駅の周辺にケーキメインのお店は他にはなく、純洋菓子店としてはおそらく唯一。下町という土地柄、和菓子のニーズが高いのかもしれませんが、洋菓子店として頑張ってほしいところです。

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• セ・ラ・ヴィ洋菓子店
• 東京都葛飾区堀切2-57-12
• http://www006.upp.so-net.ne.jp/cestlavie/second.html
• 営業時間：8:00～19:00
• 定休日 ：不定休
• 今回購入したものと値段：ホワイトショート（350円）、ミルフィーユ（350円）