世の中には賛否両論のスイーツがあるかと思います。
特に女性人気は高いのに、男性には理解してもらえないスイーツの代表格が「マカロン」ではないでしょうか。
(画像はラデュレのHPより)
今回はその起源に関してお話しします。
〇パリ風マカロン
皆さんがイメージする、生地でフィリング(詰め物の意味:中身のクリームやジャムのこと)をサンドしているのはパリ風のマカロンということで「マカロン・パリジャン」といわれています。これは20世紀になって一般的になったものといわれています。
え、じゃあ、パリ風じゃないのもあるの?
あります。それがいわゆる起源となっているマカロンです。16世紀にカトリーヌさんというイタリアの大富豪であり、実質的な領主の娘がフランス王家に嫁いできました。そのときに連れてきた料理人が、今のパリ風マカロンの生地の部分の製法をフランスに持ってきたといわれています。
〇マカロンの起源とイタリア
もっと昔だとイタリアの修道院で791年にすでに作られていたといわれています。実はマカロンの語源はマカロニという説もあり、塩気のものが今のままのマカロニになって、甘いものがマカロンになったという説もあるそうです。
マカロンには時代や地方によっていろいろなバリエーションが出てきますが、材料はほぼ同じ。アーモンドパウダー、砂糖、卵白でできています。これはもちろんパリ風のものと同じです。