今回の鳥取旅行で最大の収穫がこのお店dropさんです。
鳥取で4店舗スイーツ店をまわり、どちらのお店もいい部分があったと思いますが、このdropさんがダントツの一位。東京じゃなくて鳥取にあるのが残念です。徒歩圏内にお店があってほしかった。
場所は鳥取駅の北口から歩くと10分ほど。夜は21時まで営業しているお店です。
1階がケーキを販売しており、2階がカフェ。カフェを利用するときはまずは1階で注文すると、ケーキやドリンクを持ってきてくれます。
メインのケーキだけでなく、焼き菓子もあり、マカロンはなかなか豊富な様子。今回はカフェ利用だったので焼き菓子は食べていませんが、興味はすごくあります。
またパティシエさんはもともと大阪のお店にいたらしいです。
店内は店長さんのこだわりが見せる様々なタイプの席が。一人用のカウンター席もあるので、一人でも行きやすいかと思います。
カウンター4席、テーブルは6卓で、2~4人用となっています。
ケーキは普通のものより6-7割サイズと小さめ。これくらいのサイズであれば、2つ食べても他のお店の1つ分より少し多いくらいなので、普段ケーキを食べない人でも抵抗は少ないかと思いますし、ケーキ好きな人んであれば、3.4個食べられると思います。
ガトーフレーズ(ショートケーキ)は少し固めの生クリームで甘さが控えめ。主張が強くないのでどのドリンクにも合うかと思います。
他のケーキもそうですが、実はそこまで奇をてらっているわけではないんです。
一つ一つがしっかりと作られて、質が高いので、普通なのに普通じゃないように感じるんです。
(右上がフレジエ、左下がキャラメルバナーヌ)
ガトーフレーズに対してフレジエは甘さがしっかりとしています。イチゴのかなりさわやかさが際立つ作りですが、すぐにそこにカスタードクリーム。絶妙なバランス感ですし、かなり好きな味です。
フレジエは最近よく食べますし、大好きなケーキの一つなんですが、過去に食べたフレジエの中でもベストかもしれないと思わせる一品でした。
こちらのお店に行かれた人にはぜひとも食べてほしいですね。
キャラメルバナーヌは名前の通りバナナとキャラメル。
両方の香りがしっかりと感じられて、名前の通り。キャラメルバナーヌはどちらかの香りが強いことが多いのですが、こちらのお店は均等な感じがします。そしてバナナにもしっかりと手が加えられている様子。
どちらも柔らかいのでナッツのアクセントが少しだけ入っているのが憎いですね。美味しいです。
ドリンクでは紅茶やコーヒーもありますが、ケーキ屋さんで珍しいのがこの中国茶。
東京だと中国茶を専門としたカフェなどがあり、そういったところで飲むイメージがありましたが、これほど質が高いケーキがあるのに複数種類の中国茶があるのはすごいですね。
(別でお湯もたっぷりついてきます)
中国茶は私も飲みなれていないですし、そもそも淹れ方がわからなかったのですが、きちんと説明が書いてあるのでご安心を。
お湯を加えると何度でも、美味しく楽しめます。
この鉄観音は烏龍茶にジャスミンなどの花の香りを2割ほど混ぜたようなイメージのお茶でした。
また紅茶はポットでの提供ですが、茶葉を除いた状態で出てきています。
これは芸が細かい。しっかりと手間がかかっています。
ある程度紅茶に力を入れているというお店でも、どうしても人手の都合上、茶葉が入った状態でのポットを提供するお店が多いのが現状。
そういうことを考えると、お客様のことを考えてしっかりと手間をかけてくれるのは非常にいい店だと思います。
今後鳥取に行く機会があるのかは正直わかりません。ですが、もしもう一度行く機会があれば、必ずdropさんに行きたい。というか、dropさんがこれほど美味しいなら、今回行けなかった鳥取のお店の中に、私が好きなタイプのお店がもっと隠れているのでは?と思ってしまいました。
鳥取ケーキの旅第2弾があるかもしれませんね。
次回が鳥取編最後のお店。お楽しみに。
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drop patisserie&cafe(ドロップ)
鳥取県鳥取市川端1-118
http://www.cafedrop.com/index.html
ガトーフレーズ(300円)、キャラメルバナーヌ(340円)、フレジエ(370円)、ダージリン(490円)、鉄観音(470円)