いってきました。イナムラショウゾウ。
谷中にある超有名なパティシエであり、ショコラティエのお店です。そのチョコレートのお店。最寄駅は日暮里駅です。
本店であり、ケーキ屋さんのパティシエイナムラショウゾウは鶯谷と日暮里の間あたりにありますが、そちらもすでに訪問済みだったりします。
現在はパティシエショウゾウイナムラは閉店し、現在はこのショコラティエイナムラショウゾウに統合されています。
駅から山手の内側に歩き、広めの階段を下りると左側にセブンイレブンがあるのですが、その小道を入るというちょっとわかりにくい場所にあります。でも、日暮里駅から近いので安心です。
かなり大きなガラスがあり、実際にチョコレートを作っている場面が見えるんです。こうなっているのは自信の表れかなと思っちゃいますね。
ブラックダンディはシンプルな見た目からわかるようにもっともベーシックなタイプのチョコレートケーキだと思います。同時にお店の目指す味を表現していると感じました。
まず思ったのが見た目の美しさ。シンプルながらもしっかりとしたチョコレートの美しさがあったと思います。
味は見た目ほど濃すぎない、でもしっかりとしたチョコレートの主張。チョコレートの層とチョコスポンジの層がありますが、スポンジの層が絶妙なバランスを作っています。
普通のチョコレートケーキは飲み物が必須だという感覚がありましたが、このケーキは飲み物がなくても、美味しくチョコの良さを感じながら食べられる一品でした。
特徴的な形の涙のしずく。まさに看板商品にふさわしいのではないでしょうか。もちろん見た目だけでなく、表面のチョコレートのすぐ下に配置された白い層。これはさわやかなオレンジです。そして中心には2種の濃厚なチョコレート。一番下にはナッツ入りのサクサクした生地。最も王道な組み合わせだと思います。もちろん私も大好きです。
10種類以上あるチョコレートの中から今回は4種類を食べてみました。すべて1つ300円。一般的なチョコレート専門店のお値段だと思います。チョコレート専門店に行きなれていないと、このチョコ1つで板チョコ3枚買える価格なので驚いてしまうかもしれませんが、私は十分に払う価値がある味だと思います。
縞模様に金粉をあしらってあるのが谷中です。
しょうがの香りのよいチョコレートです。日本人ショコラティエさんの中で日本でなじみの深い食材とチョコの組み合わせた商品が出てきています。お店のある谷中銀座の名前を取ったことからも自信があることがうかがえます。
すみに3本の波型があるのがパッションマンゴーです。表面はチョコレートコーティングですが、中はホワイトチョコ。そこに甘酸っぱいパッションマンゴーの組み合わせです。白・黄色・黒のきれいなコントラストも楽しめます。
見た目からナッツのザクザク感が伝わってくるのがロッシェ、ヘーゼルナッツとアーモンドというチョコレートと合わせるナッツとしての王道ですね。予想通りの組み合わせの質を非常に高めた味となっています。
かくかくとした山のようになっているのがキャラメルバニラ。今回選んだ4種類のチョコレートの中では最もシンプルな一品ですね。チョコレートが美味しいので当然これもおいしいです。ケーキもそうですが、複数を食べ比べる場合にはこういうシンプルなものを一つ入れるとそのお店が自分の好きな味なのかを判定するのに役立つと思います。
チョコレートもかなり美味しいのですが、実はケーキのほうが感動が大きかったです。すごく美味しいだけでなく、美味しいチョコケーキの価値観に影響を与えるようなお店でした。
チョコレート専門店は千歳烏山のミキなども紹介しているので、よかったらそちらもどうぞ
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ショコラティエ イナムラ ショウゾウ
東京都台東区谷中7-19-5
http://www.inamura.jp/chocolatier-inamura-shozo.html
今回購入したもの:涙のしずく、ブラックダンディ
チョコレート(谷中、キャラメルショコラ、パッションマンゴー、ロッシェ)