紅茶のお湯にこだわりを~美味しい紅茶を淹れるために2~

前回、ブラックティーで、紅茶を淹れるときには水道水をつかいましょうというお話をしました。基本はそれで充分ですが、こだわりをもちたいという人は、お湯にもこだわってみるというのはどうでしょうか?

え?なにそれ?普通にお湯でいいのでは?と思った貴方。それで正解ですが、世の中には細かいところにもこだわりがある人が意外と多いんです。

紅茶にはタンニンといわれる成分が含まれているのですが、これは鉄分と反応してしまいます。ということはやかんで古いステンレスのものとか、ホーローでできているものの中にはお茶の色を濁らせてしまう可能性があるのです。こだわる人にはやかんにもこだわるというのは驚きですよね。紅茶のためにやかんを買い替える必要は基本はありませんので、安心してください。

そして、簡単に実践できて、味に深くかかわる大事な要素がお湯の温度。

最適なのは95~98℃くらいといわれています。ずっと沸かし続けた100℃のものだと、酸素が抜けすぎてしまうのでよくありません。また、低すぎると紅茶の旨みが十分には引き出すことができないといわれています。

さらに、お湯を沸かすときに水の分量が少しだと、最適な温度を逃してしまいやすいので、1杯しか入れない時でも1.2~1.5Lくらいとたっぷり沸かすと失敗しにくいと思いいます。

私は普通に電気ポットのお湯を使っていますが、紅茶を淹れるときに、新しく水道水を淹れてすぐに沸かすことで、酸素が多く、しっかりと温度が高いお湯を使うように気を付けてたりします。小さめのポットなので1.2Lが最大なので、1杯のときも毎回その量のお湯を沸かしています。
当然、お湯が沸いたという音がしたらすぐに使います。

紅茶を淹れるときは、

・出したての水道水
・多めのお湯
・しっかりと沸騰したらすぐに使う

の3つに注意してみてください。いつもより美味しいお茶になるかもしれません。