昔はあまり見かけませんでしたが、最近はよく見るようになったお菓子の一つにパリブレストがあるかと思います。
昔はこれがあるとちょっとおしゃれなお店な気がしていましたが、さすがに今は普通に見かけますよね。実際ミスタードーナツがパリブレストをベースにした商品を発表したり、シュークリーム専門店として全国展開しているシュークリーム専門店であるビアードパパでもレギュラー商品として取り扱われています。
パリブレストはリング状になっていますが、これは自転車の車輪を表しているという説があります。
1891年にパリと港の間で自転車レースが行われました。
このレースがアイディアのもととなって、このレースのコースにあったお店である「メゾン・ラフィット」というお店がシュー生地をリング状にしたお菓子であるパリブレストを販売したのが始まりだといわれています。
ちなみにこの自転車レースは1200kmも走る世界最古の自転車レースともいわれているんです。
1200kmも自転車で走るレースがあるなんて驚きですよね。
また別の説として、あのリングは1909年のパリとブレストの間にできた鉄道の開通記念として、鉄道の車輪をイメージしたというのもあります。
一般的なパリブレストは日本ではリング状のシュークリームといった感じで、生クリームを生地の間に挟むものが多いですよね。
ですが、本場であるフランスでは、プラリネかモカのクリームが一般的だそうです。
パリブレストを見かけたら、1200kmも自転車で走るレースのときのお菓子だ。と思ってもらえたらうれしいです。