ティーカップ?コーヒーカップ?~美味しい紅茶を淹れるために6~

以前ポットにこだわりを持つということで、ポットの選び方をご紹介しました。ポットの次はそう、カップです!

ポットは普通のお家だと1~2個がほとんどだと思いますが、カップの数は10個以上ある家庭が多いと思います。紅茶を淹れることを考えると、ティーカップ。似ているのがコーヒーカップですよね。さらにマグカップや湯飲みなど種類は様々です。

そして当然ですが、紅茶を美味しく飲むにはティーカップが最適なんです。
では美味しい紅茶を飲むためのカップには、どのようなポイントがあるのでしょうか?

最大のポイントは2つ。

・温度が下がりにくいこと

・香りや色を十分に楽しめること

なんです。

温度を下がりにくくするには、素材にこだわるといいんです。ベストは陶磁器。というのも、今多くの家庭にあるプラスチック製は保温性があまり高くないんです。

そして、香りや色を楽しむためには、香りが広がりやすいように口(口径)が広く、色が映えるようにカップの内側が白いものがいいんです。
当然口が広いと温度が下がりやすくなってしまいますが、しっかり色や香りを楽しむということを考えて、口は広めのものが推奨されています。

またさらにこだわるとそこが深くないということもあります。
浅く、内側の色が白いと光がしっかり反射して透明度が上がるので水色をしっかりと見ることができます。
大抵のティーカップはしっかりと浅くなっているので、この点はあまり注意しなくても大丈夫だと思います。

素材は陶磁器、形は口が広く、色は白。

これが選ぶ基準になります。
画像のティーカップはきちんとこの条件を満たしていることがわかるかと思います。

ちなみにティーカップとコーヒーカップの最大の違いは形。
というのも、コーヒーは香りがしっかりしていることから、温度を下げないことが最重要。
なので、口が広い必要はないんです。
だから温度が下がりにくいように、陶磁器で、形は口が狭めのストレート。そして深めなことが多いです。

形が半球に近いことで口が広いのが紅茶。口が狭く円柱形に近いのがコーヒーカップです。

実際に紅茶の代表国であるイギリスでは、普通にマグカップで、がぶがぶ飲んでいるので実はそこまでこだわらなくても良かったりもします。

私は、口が広く白系のものをいくつか持っていますが、来客用だったりします。なので普段はマグカップとティーカップの中間くらいの大きさで口の広めのものを使っています。

カップは高級ブランドやアンティークなど選ぶと際限がありません。だからこそ、ぜひお気に入りを見つけて、カップも楽しんでほしいかなと思います。